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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜エッセイは円やか随筆

渡辺 碧水

 

 この「蜂蜜エッセイ」をこよなく愛する私は、いつごろからか「円やか随筆」だと思うようになった。
 なぜならば、みなさんの寄稿が全部読め、どの寄稿を読んでも、日常の、人生の幸せ感が素直に綴られており、ほんわかと共感できるからである。「そんなことがあったんだ、よかったね」とつぶやきかける作品ばかりだ。
 味わいを深める蜂蜜特有の旨味は、エッセイを読み、書くことでも味わえる。八十歳を超えた私などには、日 々の励みの活力になる、うれしい企画である。
 その人の日常の生活や人生体験に基づいて書かれたものは、みんな玉稿と主催者は尊重し、エッセイ集にすべてを載せてくれる配慮に、蜜蜂を大切に育てる養蜂家の包容力を感じる。期間を置かないですぐ、こんなに丁寧に載せてくれる募集はほとんどない。
 もう載っただけで、入賞したと同じ気分に浸るのは私一人だけだろうか。投稿が掲載されると、この上ない喜びを感じるのは、みんな同じだと思う。本当に感謝である。
 第一、二回の募集には、一作品しか応募できないものと思っていた。蜂蜜や蜜蜂の話題を見聞すると、それが何か書けるだろうと応援してくれるので、書くと拙稿も溜まってしまう。
 今回の第三回は、断られるのを覚悟して、思い切って複数を応募してみた。何と「まろやかに」受け入れられた。気が付くと、一年に十数本応募し、掲載された。日 々頭をひねって張り切る自分に、自分が驚いている。
 すべてに蜂蜜の「円やか」を感じる。普通は平仮名で「まろやか」と書くのだが、この企画は漢字がふさわしいような気がする。英語なら「マイルド」で、方言を使えば「まったり」ということになろうか。
 入賞はスマートな清涼感を綴る「エッセイ」に譲って、「随筆」とも言えない「随想」かもしれないが、私は、相変わらず日常の雑感を書き続けたい。
 人 々に「まろやかさ」を与え、人 々からそれを引き出すこの企画がずっと続くよう願っている。

 

(完)

 

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