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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

息子が選んだのは

はなみずき

 

 七歳の息子はパンにハチミツを塗って食べるのが好きだ。だからハチミツは常備しているが、我が家が買うのはスーパーで売っているお手頃な価格のアルゼンチン産やカナダ産である。国産ハチミツはお高いのでなかなか手がでない。
 少し前、実家の母が知り合いで養蜂をやっているという方のハツミツを一瓶送ってくれた事がある。国産かぁ!この一瓶でいくらくらいするのかなぁ?なんて思いながら、さっそく息子と一緒に味見する事にした。
 その時家にあったカナダ産と味比べしよう!という事になり2つを食べ比べてみると、同じハチミツといえど違いがあるものだなぁと思った。
 産地だけでなく花の種類でも味は変わってくるのだろうが、その時食べた国産ハチミツはスーパーで買ったカナダ産よりも甘味があっさりと上品で、少し酸味を感じ、とろみはしっかりしていた。
 どちらもそれぞれ美味しいと思ったが、子供は甘味の強いカナダ産を選ぶだろうと思いきや、息子が選んだのは国産だった。
 「こっちの方が味が濃くて美味しい!」と。
 それから、いろんなハチミツを試してみたいと思うようになった。風邪が喉からくる私は、殺菌作用が強いというマヌカハニーに強く惹かれている。息子はというと国産ハチミツばかり食べて、なくなったら母に「あのハチミツまた送ってね!」と無邪気におねだりしていた。可愛い孫の頼みとはいえ、母は少し複雑だったに違いない。

 

(完)

 

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