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蜂蜜エッセイ応募作品

奇跡を集める蜜蜂

渡辺 碧水

 

 ローヤルゼリーは「天然の奇跡」、プロポリスは「最後の奇跡、奇跡の霊薬」、マヌカハニーは「奇跡の蜂蜜」などと形容表現されることがある。
 いずれも蜜蜂の行為と関わりが深い。それが奇跡(人間の力や自然法則を超えたできごととされること)の言葉で表現されるのは、人間の感覚では驚くばかりの神秘的不思議な業が加わっているということであろう。
 理解が十分に及ばないのは、科学的検証で未解明な部分が多いからとも言えよう。
 そんなに複雑神秘な現象 ・物質を簡明に表記することは困難であるが、あえて素人理解で、違いを単純化してみると、次のようになる。
 ローヤルゼリーは、働き蜂が、集めてきた花蜜の中の「花粉」を材料として、体内で分解 ・合成した分泌物で、乳白色のクリーム状の物質。
 プロポリス(蜂ヤニ)は、働き蜂が、木の芽や樹皮から集めてきた「樹脂」を蜜蝋と混ぜてつくった巣材で、粘着性のある暗褐色の樹脂状固形物。
 マヌカハニーは蜂蜜の一種。働き蜂が、ニュージーランドに自生するマヌカ(低灌木)から集めてきた花蜜を材料として、体内で分解 ・合成し、巣内で熟成させた物質。
 われわれは普段、メスの働き蜂が、せっせと花を飛び回り、花蜜を集めて巣に持ち帰る場面しか見ていない。巣に貯蔵されているものを総じて「蜂蜜」と名づけている。
 そして、熟成され、栄養価の高い粘りのある甘い物質になる。主成分の花の種類によって色や味や香りなどが異なる。一般的にはこの程度の理解にとどまる。
 だから、例えば、ローヤルゼリーを、蜂蜜の加工品、高品質で希少な高級蜂蜜、蜂蜜の一成分などと誤解するのはやむをえないと思う。
 最初に挙げたものは、普通の「蜂蜜」とは似て非なるものであり、成分、作用、効能などが大きく異なる。「奇跡」と形容されるほどの秀でた稀有な特殊性がそれぞれにあるようだ。
 宣伝文句だけにとどまらない、希求心を駆り立て続ける魅惑を蜂蜜製品は備えている。

 

(完)

 

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