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蜂蜜エッセイ応募作品

我が家は風邪知らず

高見沢 涼

 

 「今年の冬、もどうやら風邪をひくこともなく済みそうだ。」
 私は秋の終わりに作った花梨蜂蜜の瓶を見ながらそう思った。
 我が家は長らくインフルエンザや発熱、便秘とは無縁。風邪で寝込むこともない日 々を送っている。日 々の手洗い、車中でのマスク、食卓を彩るたくさんの野菜、それに旬の季節に作る蜂蜜漬けのおかげに違いない。
 蜂蜜漬けは簡単で、一度に作っておけば色 々に使えて便利だ。冬場の柚子蜂蜜はヨーグルトのトッピングのほか、ティータイムに薄めて飲んだり、紅茶に入れたりしてもおいしい。柚子茶は娘の好物だ。私はお酒が飲めないので、蜂蜜漬けが基本だ。去年、頂いた花梨を二種類の蜂蜜に漬けてみた。すると国産の蜂蜜と外国産の蜂蜜で、全く違う出来栄えになった。国産の方は、固い花梨が柔らかくなり、リンゴのような味でさっくりおいしく食べられる。こちらは友人にもお裾分けし、すぐになくなってしまった。外国産の方は、花梨はいつまでも硬いので、エキスをいただくことにしてお茶の友として使っている。生姜をすりおろして一緒に飲んだり、甘酒と混ぜて飲んだりすると、体がポカポカする。
 いずれも純蜂蜜の表示だったが、残った蜂蜜を見ると、外気温が下がれば、国産の方はクリーム色になってどんどん固まってくる。外国産の物はなかなか固まらない。蜂の集める花の蜜の種類によるのだろうか。それとも品質管理の問題なのだろうか。さして差のない値段なら薫り高い国産の物を使うのだが、多量に漬ける場合はお財布に優しい外国産でも効果はあるだろうと思いながらこちらも使っている。近くの養蜂所の方が、花の季節に北海道まで蜂を持って行く苦労話をしてくれる。大変な思いをしながら、届けてくれた蜂蜜を、大切に、楽しんで使いたい。そう思いながら、梅や桑の実のジャムにも蜂蜜を入れて作ろうと、次の季節を待っている。

 

(完)

 

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