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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜は私の相棒

漆原香里

 

 「しまった!喉が痛い!」声楽の発表会を明後日に控えた日の朝、喉の異変で目が覚めた。一瞬焦ったが、私は直ぐに落ち着きを取り戻した。「でも大丈夫!私には蜂蜜があるもんね。」そう呟きながら、たっぷりの蜂蜜をお湯で溶かして飲んだ。その後、病院にも行ったが、3度3度の食事と共に蜂蜜を飲んだお蔭で、声楽の発表会も大成功に収める事が出来た。
 私は小学校低学年の時に小児喘息を患い、それ以後、気管支がとても弱くなってしまった。ちょっとした気温の変化でも、直ぐに喉を痛めてしまい、よく風邪をひいた。そんな私を気遣い、少しでも喉の為にと、母は自分の田舎から蜂蜜を取り寄せ、毎日、私に飲ませていた。蜂蜜のお蔭と自身の成長も相まって、喘息の発作は出なくなっていったが、その後も蜂蜜を欠かす事はなかった。蜂蜜は私の相棒だった。しかし、結婚と共に実家を離れてからは、次第に蜂蜜を購入する事が少なくなってしまった。高価な為、どうしても躊躇してしまっていたからだ。
 その後、子育ても一段落し、自分の時間が持てるようになった事をきっかけに、趣味の声楽とピアノを始めた。それと同時に、また蜂蜜を飲み始めた。何故かと言えば、自分の好きな歌手が、「多少喉が痛くても、僕は蜂蜜を飲めば治る。」と書いているのをネットで見たからだ。「やっぱり喉には蜂蜜」なのだ。蜂蜜を飲み始めてから、声楽でも高音が出るようになったし、風邪も引きにくくなったような気がする。私に蜂蜜は欠かせない。「蜂蜜ちゃん、有難う。これからも私を守ってね!」相棒の蜂蜜瓶に向かって、私は投げキッスを送った。

 

(完)

 

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