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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜は魔法の味

ラブ

 

 4歳の頃両親が離婚し、大人の事情があったのでしょうが私は両親のどちらかではなく親戚の家に預けられることとなりました。預けられた親戚の家には3歳年上の従姉妹のお姉ちゃんがいて可愛がってくれ二人で毎日当時放送されていた昆虫物語みなしごハッチを見るのが楽しみでした。でも、このみなしごハッチはお母さんと離れ離れになってしまいお母さんを探し求めて苦難に立ち向かうというストーリーなのでワクワク感よりも「ママには会えるんだろうか」と言うドキドキ感の方が大きく心配しながらテレビを見ていたというのが本当のところです。
 この主人公ハッチと母親を恋しいと思い会いたいと願っている自分とを重ね合わせハッチがピンチになるたびに「負けないで」とエールを送っていました。無事最終回でハッチがママと再会した時には自分のことのように嬉しかったことを覚えています。このアニメの影響か私にとって蜂蜜は格別思い入れのある食べ物になり、口にすると夢や希望はかなうのではないかと言う気分にさせてくれる魔法の味となりました。母親を恋しいと思うとき蜂蜜を口にするとなぜかホッとし気持ちを落ち着かせてくれました。
 大人になった今でも介護生活で不安で心が押しつぶされそうな時や気持ちがブルーな時は冷蔵庫に常備してある蜂蜜キャンディーを口に入れると「大丈夫。大丈夫。きっと大丈夫だよ」と励まされた気持ちになり、前を向くことができます。数年前に夫が突然生死を彷徨うような病に倒れたとき、ICUに通うときいつもポケットに蜂蜜キャンディーをしのばせ心を落ち着かせていました。私にとって蜂蜜はやはり魔法の味です。

 

(完)

 

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