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蜂蜜エッセイ応募作品

パリで出合ったボン ・マリアージュ

おとあ

 

 もうずいぶんと前に泊まったパリのホテルの朝食では、パンの横にかわいらしい小瓶が置かれていた。中味は色とりどりのジャムとハチミツ。いくつかを自分たちのテーブルに持っていき、ハチミツはクロワッサンに付けて食べてみた。おいしい。食べ慣れていた濃厚なレンゲのハチミツとはまったく違う軽やかさが、バターの香り豊かなクロワッサンとはとても相性がよくて驚いた。別 々に食べるよりも、いっしょに食べた方がずっとおいしい。これが『ボン ・マリアージュ』ということかと思った。
 そんな私に、同じツアーの人が、それはアカシアのハチミツだと教えてくれた。いろいろな種類のハチミツがあることは知っていたけれど、そんなにも味が違うなんて。日本でも味わいたくて、さっそくスーパーにアカシアのハチミツを買いに行った。
 以来、さまざまな土地で買ったさまざまなハチミツを味わっている。同じ土地で採れたものでも、季節が変われば蜜源が変わって味も香りも違う。百花蜜とひとくちにいっても「あ、菜の花の香りがする」とか「柑橘の香りがするから山椒かな」など、素人ながらに季節を感じられるのも面白い。
 いろいろ試してみると、色の濃いパンには色の濃いハチミツが、白いパンには色の薄いハチミツが合うなど、食材によってもおいしいと思うハチミツが変わってくる。わたしなりの『ボン ・マリアージュ』な組み合わせを探し求めるのも楽しい。
 知れば知るほど、味わえば味わうほどに奥深いハチミツ。わたしのハチミツ好きを知っている友人や知人がおみやげにくれることも多くなり、我が家にはいつも数瓶のハチミツが並んでいる。
 ヨーグルトにトーストに紅茶にアイスクリームに、そして時にはそのままでと、毎日のようにハチミツを食べ続けていたら、風邪をひくこともほとんどなくなった。これからも、もっともっと、おいしいハチミツを楽しみながら味わっていきたい。

 

(完)

 

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