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ミツバチと共に90年――

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はちの贈りもの

こまっちょ

 

 驚愕の事実。蜂が一生をかけて集める蜜の量。なんとスプーン一杯。当時6歳だった私はこの時初めて「儚い」という気持ちを経験した。だって毎朝スプーンに溢れるほどはちみつを盛っているじゃないか。私の隣で食べている弟なんかは残しているじゃないか。そして人間の残忍さも感じ始めた。時を同じくして「魚を食べるのはかわいそう」という感情も芽生えた。そんなとき母は私の心の教科書になる。今でも忘れない。その時の言葉がこうだ。「みんな命がある。蜂も魚も人も。そのいのちは私たちのいのちのもとになる」確かにそうだ。口にする命が人の余生をつなぐ。幼いながらに納得した少女は改心した。我 々の「いただきます」って、本当に軽いなと思った。それからというもの、食卓には手を合わせ、かぶりつくように口に運ぶようになった。

 

(完)

 

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