あまなっとう
私は子供の頃から蜂蜜が大好きでした。特に母が焼いてくれるホットケーキの上に、黄金の輝きがとろりと落ちる時、とても幸せな気持ちになったものです。
ある日いつもの様にホットケーキを焼き、蜂蜜を塗ろうした時でした。たっぷりあったはずの蜂蜜が、ほとんどからになっていました。大変な事が起こったと、子供心に私は思いました。それはそのはず、スプーン人さじだけならばれないと思い、こっそり蜂蜜をなめていたのです。まさかこんなに少なくなっているとは思いませんでした。
母に謝ろうとした時です。突然隣にいた姉が「お母さんごめんなさい。私こっそりなめてました。」と謝ったのです。「えっ姉ちゃんも」自分だけでは無かった事に大変驚きました。私も慌てて謝りました。
母はあきれた顔でしばし私達を見ていましたが、突然吹き出して大笑い。私達も大笑いです。蜂蜜はとても少なく、かなり残念なホットケーキとなりましたが、今となっては楽しい思い出です。
現在私は毎日シリアルとヨーグルトに蜂蜜をたっぷりかけていただいています。肉料理の漬けだれの中にも蜂蜜を入れて、味に深みをつけたりと毎日の食事には欠かせません。
蜂蜜は今も変わらず私の元気の源です。
(完)
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