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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜のすご~い話

渡辺碧水

 

 先日、友人と会話をしていて、朝食の摂り方の話になった。
 「七時過ぎに朝食を摂り、パンにたっぷり蜂蜜をぬって食べる。もう何十年も続けている習慣だ」と、私は答えた。果物のジャムも好きだが、ホテルなどに宿泊した時も、迷わず蜂蜜を選ぶ。
 「どうして」と聞かれたが、「身体によいと聞いて、ずっと続けているから」と、平凡な理由しか浮かばなかった。「〇〇の一つ覚えかな」と笑わせて照れた。
 話は、毎年流行し、高齢者には命取りになりかねない風邪の問題に移り、「インフルエンザの予防注射は済ませた?」と聞かれた。私は首を振った。そう言えば、近年、予防接種を受けた記憶がない。
 また「どうして」と問われ、これにも答えようがないので、「〇〇は風邪をひかないそうだから」と開き直る。自分には無関係と思えるほど、風邪とは縁がなかった。
 ただし厳密には、軽く咳き込んだり、鼻水が出たり、少し喉が痛かったりしたことはあったから、「半〇〇だとみえて、軽い風邪はひくけどね」と修正した。
 友人は「ズバリ、あなたが風邪をひかないのは蜂蜜を食べているからだ」と断定した。「自分も蜂蜜愛用者で、身体にものすごくいい」と言う。きっかけは、ある本を読んで効能の素晴らしさに驚かされ、「目から鱗」だったという。高揚する名医の口上は次第に熱を帯び出した。
 無知の同志に極意を伝えるべく、熱心にひとさじで効く蜂蜜の万能性と魅力を語る。知識の豊富さに、私は「ホウ」「ヘー」と感心するばかり。蜂蜜を愛してやまない話を、かれこれ小一時間熱弁で講釈された。
 天然の純粋蜂蜜による実践が安心・安全で、「歯みがき後、寝る前のひとさじを口にすること」が元気の秘訣だと、実行を説く。最後の「蜂蜜目薬」の話には、すごさを通り越して怖さを覚えた。
 そんなことで、久 々の再会は蜜談義で盛り上がった。次の密会も約束。平凡ながらも、ひとさじで幸せ。末広がりの八〇になった。日 々是好日。

 

(完)

 

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