三休健
小さい頃。蜂たちが優雅に飛ぶ姿を羨ましく思った事がある。
自由に飛びながらも目的がしっかりとあるように感じた。
蜂たちが飛んで行く先を追いかけてみた。
綺麗に咲いている花たちに蜂たちが止まった。
私達人間には知る事の出来ない香りに、目掛けて飛んでいた。
蜂たちの気持ちを知りたくて、蜂が好むその花の蜜を私も吸ってみる。
とても、とても甘く美味しかった。
自然に咲くその花たちが、こんなにも甘く美味しいものだなんて驚いた。
いつも歩く道なりに、自然の甘さが溢れているのかもしれない。
この花のおかげで蜂たちの食事になり、そのおかげで蜂蜜が出来上がるのだ。
あんなにも甘く、美味しく、身体にも肌にも良い蜂蜜が出来上がるには蜂たちが蜜を作るその前に、身近に咲いている花たちのおかげ。
それは自然と共に生きていると同時に、自然を守らなければと思わされる。
それには共に生きている蜂たちが過ごす環境を整えること。
それは、私たちに美味しい蜂蜜を与えてくれる蜂たちと花たちのために。
(完)
蜂蜜エッセイ一覧 =>
蜂蜜エッセイ
応募要項 =>
Copyright (C) 2011-2025 Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.