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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

あの澄んだ瞳はーー

みなと

 

 なんて澄んだ眼をしているんだろう!と、初めて会う人は決まってそう言う。Sじいさまのことだ。若いときはトラックに蜂の巣箱を積んで日本中、津 々浦 々を廻った。だから、ほんとにいろんなことを知っている。どこそこの山あいには素晴らしい蕗が群生しているとか。私は昔から折に触れては蜂蜜をわけてもらいに行くのだが、近頃はもうすっかり老いて(私自身も同じだが)、もう蜂飼いはやめようかと思うと言いだした。
 じいさま、それはないよ!近所のソヨゴの森の蜜をもらったことがあるけれど、それはほんのりといい香りがして、負けちゃいなかったよ。Sじいさまに触れたひとはみな、なんとはなしに暖かいものに包まれるらしい。生涯を蜂と共に生きた人はこんなにも澄んだ眼を持つことができるのかしら。それとも蜜とはそれほどまでに人間の瞳を清らかにしてくれるものなのかしら。

 

(完)

 

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