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蜂蜜エッセイ応募作品

また味わい尽くしたい

なたまなはなや

 

 ハチミツをかける料理で、真っ先に思い浮かべるのは、
 ハニートーストだ。
 ハチミツの甘みとトーストの柔らかい食感が、とても相性良く
 何個でも食べられてしまうほど、小さい僕にとって好きな料理だった。
 しかし、大人になってあまり食べる機会が皆無になった。
 不思議と、甘いハチミツを避けている自分自身がいる。
 何故だろうか?気になってしまうので、そのワケを炙り出していきたい。

 まず、はっきりとわかる理由は、ハチミツの甘ったるさが
 大人になってから、あまり好きではなくなったから。
 大福や饅頭といった少し苦味がある甘さなら、大丈夫ですが、
 ハチミツのように甘さが、全開な食品を食べるのが、苦手になってしまった。
 これが大人になることなんだと、実感して、
 少しだけ子供時代が恋しくなってしまいます。
 そして、もう一つ、言えることは、
 自分自身の食生活の変化だ。
 小さい頃の僕は、ご飯をおかわりするような
 食いしん坊でした。
 しかし、日々登校して歩いていたこと、子供ながらの新陳代謝で、
 太りすぎる心配はありませんでした。
 だが、成長して、成人になると、運動をする機会が減り、
 自分の体の燃焼効率も落ちて、ぶくぶくと太り始めました。
 そのため、甘い物を食べるのを禁止して、規則正しい食生活に切り替えた。

 このように、大人になってハチミツとの接点が
 減って今現在に、至ります。
 ハチミツを直に食べれないので、ハニートーストのように
 何かをかけて食べたい気持ちがあります。
 でも、スーパーで、ハチミツを見ることが減って、
 もうどうしようもなくハチミツの方から離れていく感覚を
 抱いてしまいます。
 『またハチミツを味わえる瞬間があるだろうか?』と
 悩みながら、自分の体のことも考える。
 色々と無理難題が多いのは、織り込み済みですが、
 それでも、またハチミツの味を堪能したいのが
 本音です。

 できるのなら、お店に行って、ハニートーストを食べる日まで
 絶対に死ねないなと、大袈裟ながら妄想してしまう。
 やはり、大人になっても、ハチミツが大好きなんだなと
 自分自身の真意がわかったような気がします。
 ハチミツを作っている皆さん、体調に気をつけて、頑張ってください。
 影ながら、応援したい一心です。
 この作品を読んでくれました皆さん、稚拙ながら自分自身の文章を読んでくれて、ありがとうございました。

 

(完)

 

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