井澤佳緒里
ミツバチはこの地球上に
1億3000万年前から住んでいるそうだ
1940年代にアインシュタインは
ミツバチがいなければ
人類は滅亡するだろうと言葉を残している
あんな小さな体で生きているミツバチに
そんな多大な力があるのだろうか?
不思議に思った私は
図書館へ行き、ミツバチについて学ぶことにした
1番驚いたのは
農作物の70%はミツバチが
受粉を媒介していると言うことだ
この世にはミツバチによる受粉を必要とする
植物もたくさん存在していると言う
このままミツバチの数が減ると
スーパーで買える作物は半減し
あらゆる植物たちは姿を消すと言うことだ
まさにミツバチは人類にとって
命を繋ぎ運ぶ存在だったのだ
ミツバチといえば
真っ先に思い浮かぶのが
あの甘くて美味しい蜂蜜だ
子供の頃、喘息持ちの私が
咳が止まらず眠れない夜は
温かい牛乳に蜂蜜を溶かしたものを
母がよく飲ませてくれた
苦しい夜に咳だけでなく
心も落ち着かせてくれた
あのまろやかな蜂蜜の甘さは
今でもすぐ
瞬間的に記憶を蘇らせる思い出の味である
そんな私も現在は4児の母になり
子供達に人気のおやつ
ハニートーストに大学芋
そして夕飯の定番になっているヤンニョムチキン
身近な食材として
蜂蜜を愛用している1人の主婦になっている
あまりメインになることは少ないが
存在感は強く我が子を虜にする甘さで
ひっそりと私たち家族の
健康を守ってくれる万能薬だ
今回改めてミツバチについて学ぶことにより
一層、感謝して蜂蜜を頂きたいと思うようになった
拝啓 ミツバチさん
命を繋いでくれてありがとう
(完)
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