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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜に思うこと

おがわかおり

 

 私は、今、四十四歳なのですが、子どもの頃は、ビン入りの蜂蜜が卓上に載っていました。今は、その大きさと同等のプラスチックに入った蜂蜜を、母が買ってきます。私は、あまり蜂蜜売り場に見に行ったことがないので、ビン入りが、売っているのかどうか定かではありません。
 そして、冬になると、凝固します。だから、電子レンジで、プラスチックの容器を温めると、プラスチックの容器が変形してしまいます。
 赤ちゃんは、与えるのは、避けたほうがいいのかと存知ますが、私も、近頃は、蜂蜜を食べていません。
 小学生ぐらいは、唇が荒れたら、蜂蜜を付けたら治ると聞いたこともあり、唇につけていたこともあります。
 蜂蜜は、食パンに塗って食べていました。紅茶に、砂糖の代わりに入れていると、少し、リッチな気分になることもあります。蜂蜜の香りが、鼻をくすぐるような香りに包まれていると、その場が、日常から、少し解き放たれて、そこは、喫茶店にいるような雰囲気に包まれて、カップを両手で持つと、その温かさに、ほっこりとすることだと思います。
 パン屋で、その場で、パンを買って、飲み物は、コーヒーを選んで、椅子に腰掛けて、パンをその場でいただく。その時に、カウンター席で、前を向いていると、大きな窓から、通りを行き交う人が見える。足早に過ぎ去って行く人を眺めていると、家にいる時と、また、違う時間が流れていることに気づき、そして、私は、今、その場にいることに気づく。
 そして、席を立つと、また、日常に戻り、その場所が、私には、欠かせないものとなり、車が駆けていく様子に、まるで、都会にいるようだ。
 蜂蜜を食べなくったのは、赤ちゃんには、影響が出るかもしれないから、私も、いつの間にか疎遠になってしまった。
 蜂のイラストを見ていると、かわいいイラストも見かけるのですが。
 パン屋の話を思いつきで書きましたが、蜂蜜を使用したパンが売っているかどうかは、定かではありません。私が、食パンに塗っていたことを書いているうちに、ショッピングプラザに、そのようなパン屋さんの一角があるので、ちょっと、書いてみました。

 

(完)

 

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