流星
梅雨が開けたと同時に、カラッカラの蝉がなきだした。水分はすぐなくなり、口の中もカラッカラで、一日に何度も麦茶を作る。
外出する猛暑の日は、朝方か夕方にでることにしている。
暑いのもあるが、蜂が顔めがけて飛んでくるのだ。
歯が痛みだしてから、甘いものを食べないようにしているのに。匂いではないだろう。
砂糖や蜂蜜も食べやしないのに、親の敵の様に顔面を目がけて飛んでくるのだ。
お互いに何もしてないよな!俺は逃げること、そして黒い服を着ないようにしている。
語りかけても返事はないだろう。する気もないが。
無事に家に着いたときの汗は、冷や汗と暑さからだ。Tシャツは汗で半分濡れている。
そういえば、彼女の祖母が蜂蜜レモンを作ってくれていたと、嬉しそうに話していたな。
一息ついて、買ってきたアイス度を冷蔵庫に詰め込む。だいぶ前に、俺にも作ってくれたな、蜂蜜レモン。彼女が気になり、なにしてるのかと手を止めて、彼女にメールを送った。
蜂多いから気をつけてね!
汗を拭いながら、扇風機をつけ、返信を待った。
(完)
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