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はちみつと私

としとしお

 

 みかん、れんげ、アカシア等、はちみつの種類は実に多くあります。蜂のいるところにはちみつ在りです。
 私はどの花のはちみつが好きかと言うと特にお気に入りの種類はありません。どのはちみつもそれぞれ独自の味や色があり個性があります。
 ただはちみつというものが純粋に好きなのです。光沢のある色、触るとねっとりとした質感、舐めると喉の奥までまとわりつくような甘味、食用としてはもちろん顔につけても美容効果ありと欠点が見当たらない、まさに万能薬と思えるようなもの。それが自分にとってのはちみつの魅力なのです。
 私は主にパンにつけて食べていますが、それ以外にも軽くお腹が痛いときや、頭痛がするときにそのままスプーン1杯ほどをそのまま食べています。病気の時などにはちみつを食べるなんて…効果があるのだろうか等と誰もが思うと思います。それなら普通に薬を飲めばいいじゃないかと。
 しかし私の家では「何かあればはちみつを舐めていれば大丈夫だ」と言われていました。
 私も今年で四〇歳。未だにその言い伝え?を守って今もはちみつを日 々愛用しています。
 それは小さなミツバチが一生懸命に集めた蜜に秘密があるのでしょうが、私にとってはそんなことはどうでもいいのです。蜂にとってはせっかく集めたものを取られるのは不本意であるとは思いますが…
 自然に作られたこの美しいものにただ魅了されているだけで満足なのです。冬は瓶に入れていると固まって取りにくいですし、服などに垂らしてしまうとふき取るにも一苦労です。そのような不自由さを含めて私にとって愛すべきものがはちみつなのです。

 

(完)

 

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