渡辺 碧水
【同タイトル(五)から続く】
蜂章の中で興味深いのは、蜂の姿ではなく、正六角形の蜂の巣を採用したものである。全十二校が挙げられる。
蜂の巣を構成する六角形をいくつか組み合わせた図形を主要図案としたものと、校章模様の一部分に六角形を組み込み、蜂の巣を意味づけさせたものとがある。六角形には、校舎が蜂の巣型であることや他の意味も併せて込めている場合も少なくない。
前者には、既掲の消滅校・蜂巣小ほか、次の小四、中一、高二の計八校が該当する。
・愛知県立西春高、一九七八~現在、愛知県西春町(→北名古屋市)
・愛知県立中村高、一九五四~現在、愛知県名古屋市
・川西市立牧の台小、一九七二~現在、兵庫県川西市
・岸和田市立新条小、一九六八~現在、大阪府岸和田市
・神戸市立美野丘小、一九五八~現在、兵庫県神戸市
・阿波町(→阿波市)立阿波中、一九六四~現在、徳島県阿波町(→阿波市)
・神戸市立和田岬小、一九四七~現在、兵庫県神戸市
後者には、既掲の消滅校・桜堤小ほか、次の小一・中二の計四校が該当する。
・保谷町(→西東京市)立青嵐中、一九六六~現在、東京都保谷町(→西東京市)
・舟橋市立法典東小、一九六七~現在、千葉県舟橋市
・秋田市立城南中、一九六六~現在、秋田県秋田市
最後に、蜂を校歌の歌詞に採用していた学校について確認すると、同タイトル(二)で既に述べたが、校歌も校章も採用していたのは十七校(小七、中六、高四)、校歌のみ採用は九校(小六、中二、高一)、合計二十六校(小十三、中八、高三)であった。
以上で、全国的な数量的実態の整理概況の結果は終了とする。事例的、質的考察は、稿を改めて行いたい。
(完)
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