石崎かおり
世界的に有名な「食」の研究家・活動家でもある米国在住のアリス・ウォータース女史は、「オーガニック」、「スローフード」等の提唱者として知られています。
そんな彼女のグラビア誌「アリス・ウォータースの世界亅には大きなミツバチがブンブンいって飛んでいる写真が掲載されています。はちみつはオーガニック料理には欠かせない食材の一つ。もちろん「オーガニックはちみつ」は、彼女のお墨付きで、安心安全ということです。
有機栽培された花から採取された「はちみつ」は、アリス・ウォータースのレシピでも大人気。インターネットではちみつ入りの天然酵母パン、はちみつ風味のシリアル等のカラフルな料理が紹介されています。
ところで、私は20代の終わりに大病をし、その時、パリ在住の日本女性から病気見舞いにと「はちみつ」をいただきました。とても素敵な瓶に入った「はちみつ」だったのですが、その時は太るのが怖くて全く手をつけられなかったのです。
そして67歳になり、やはり病気見舞いにと「はちみつ」をいただきました。でも、やはり太るのが怖くて二の足を踏んでいたのです。
しかしながら、今回は違いました。肌に優しい「マルセイユ石鹸」を全国的に流行らせた前田京子さんの「ひとさじのはちみつ亅という本を手にとりました。
その本には、はちみつの様々な効能が書かれてあったのです。が、その中に「はちみつ」は、100g 当たり294カロリーという記述がありました。グラニュー糖が100g当たり387カロリーですから、はちみつの方がカロリーは低いのです。
というわけで、太ることを気にして、67年間も健康に良いはちみつを食べようともしなかった自分の無知ぶりを恥ました。
今回いただいた「はちみつ亅は、コーヒーや紅茶など様々な飲み物に混ぜて飲むことに。今、オーガニックで安心安全な「はちみつ」は、砂糖の代わりに摂取する私のヘルシーな甘味料となりました。
(完)
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