はちみつ家 > 蜂蜜エッセイ

ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

サイトマップ RSSフィード
〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

 

蜂蜜エッセイ応募作品

息子と夫とはちみつと

ゆかり

 

 私は今35歳。大学を卒業後、就職、結婚、出産と人生のイベントを一気にこなし、3人の子育てと仕事の両立に日々バタバタしている。
 小さなトラブルや思いもよらない出来事もあるけれど、一晩寝てしまえば忘れてしまうお気楽な性格(能天気ともいう)である。忘れすぎるのが玉にキズ。
 両実家は孫達をとても可愛がってくれるし、忙しくしていると手伝ってくれたりととても助かっている。周りに恵まれている平凡な日々だ。
 夫と私は一回り違うが、価値観が似ているようで同じことで笑ったり、怒ったり出来る貴重な戦友?相棒?のような人だ。普段穏やかな夫が、子どもを叱るのを見たとき、こんなに怒る人なんだ、と感じることもしばしば。(お互いが思ってるはず)新しい食べ物や美味しいものが大好きで道の駅や物産館によるといろいろな食べ物をチェックしている。
 最近頂いたはちみつを食卓に出してみる。「頂いたの」と報告すると嬉しそうにスプーンですくって一口。そういえば前からはちみつ好きだったなぁとふと思い出した。
 私が出産後、扁桃腺がはれ喉が痛いことがあった。授乳中で薬を飲みたくない私に夫が勧めたのがはちみつだった。義実家には常備されていたのだ。すぐに良くなるとはならないがとても楽になったのを覚えている。はちみつ様様である。よくチェックしている物産館ではちみつを探してみる。本物のはちみつの美しさと美味しさに感動。我が家にもはちみつがレギュラー入りである。
 物珍しそうに、食べたそうに見ていた息子は、まだ1歳になる前で食べれず号泣したのもいい思い出。
 そんな息子はもう8歳。アレンジ好きな息子はハニーバタートーストを食べてニコニコしている。その横で私はトーストにクリームチーズにはちみつをかけて食べている。
 平凡な私の毎日はとても幸せだ。

 

(完)

 

蜂蜜エッセイ一覧 =>

 

蜂蜜エッセイ

応募要項 =>

 

ニホンミツバチの蜂蜜

はちみつ家メニュー

鈴木養蜂場 はちみつ家/通販・販売サイト

Copyright (C) 2011-2024 Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.