渡辺碧水
【同タイトル(三)から続く】
(四)血糖値(血液中のブドウ糖の量のこと)の調整…単花蜜では、アカシア蜜が薬効が高いとされる。
(五)喉の軽いイガイガ感(痛み)の対処…クローバーの蜂蜜(クリーム状)を寝る前に一匙分舐める。(クリーム状とは、天然蜂蜜の有効成分を損ねないように温度管理しながら、ごく細かい結晶にして、滑らかなクリーム状に仕上げたもの)
(六)喉のイガイガ感やひりひり感、ちりちり感などの違和感が続くときの対処…やはりマヌカハニーを一匙舐めるのが効果的。
(七)花粉症、風邪、インフルエンザなどの予防対策…要注意の季節になったら、早めに毎日、マヌカハニー、百花蜜、甘露蜜などを朝晩一匙舐める。ビタミンCとの組み合わせを意識すると効果的。
(八)熱中症予防や高熱時の水分栄養補給のためのイオン飲料、又はスポーツドリンクなどとしての水分の補給…水に、天然蜂蜜と天然塩と新鮮なレモン(又はビタミンCの原末)とを加えて作る。(容易な作り方は本に詳しく載っている)
(九)風邪に罹り、咳が出たり、喉が痛かったりして眠れない夜などの対処…特に、ソバ蜜一匙を喉の患部に当たるように意識してゆっくり時間をかけて飲み込む。単花蜜では、菩提樹(シナノキ、リンデン)も薬効が高いとされる。
(十)胃病(消化不良や胃痛、胃もたれ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)の症状の改善・予防…起床後の空腹時に蜂蜜大匙一杯程度を飲み、横になってゆっくりゴロゴロと転がり、胃全体に塗り付ける。三十分程度は、他のものを食べたり飲んだりしないことが肝心。蜂蜜の種類は、蜜源がソバ・栗・冬青(そよご)や同類のものが効果的とされる。
(十一)病院処方の抗生物質で胃のピロリ菌を退治できない場合に試みる対処法…医療用蜂蜜(高グレードのマヌカハニー)を朝と晩に大匙又は小匙一匙程度を舐める。(マヌカは化膿止めの薬効もある)
(十二)貧血、高血圧、血行や代謝の改善…薬効が高いとされているのは、ソバや栗などの花を蜜源とする色の濃い単花蜜である。
(十三)腎臓や膀胱の不調改善、排尿の促進…薬効が高いとされているのは、鉄分が豊富なヘザーやヒースの花の単花蜜である。
【同タイトル(五)へ続く】
(完)
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