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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜はおいしい家庭常備薬(三)

渡辺碧水

 

 【同タイトル(二)から続く】
 誰もが知りたいのは、蜂蜜はどんな症状に薬効があるのか、その蜂蜜はどんな種類の蜂蜜か(より効能が高いのは何の花の蜜か)ということに尽きるであろう。
 最初に効能を一括すれば、蜂蜜には総じて強い抗菌・殺菌・細胞修復・保湿・滋養強壮などの作用があるということである。
 以下に、前田京子さんが実践したり、情報を得たりして推奨する家庭での蜂蜜療法の要点を整理してみる。
 この稿でいう「蜂蜜」とは、多くの場合、市販の「天然純粋完熟蜂蜜」で入手しやすい百花蜜を前提にしている。各自の好みの花蜜でもよいのだが、確実な安心・安全からは、薬局で売られている第三類医薬品の「日本薬局方ハチミツ」が適切であろう。
 広く蜜蜂産品には、ローヤルゼリーやプロポリス、ビー・ポーレン、ミツロウなども含まれるが、ここでは液状のいわゆる「はちみつ」に限定する。
 薬効を高めるために、他の食品類を混合・添加する工夫も多種多様に行われるのだが、これも一、二の例示や、水・熱を加える程度の工夫範囲に限る場合を紹介する。
 まず、蜂蜜の経口摂取(食べる、舐めるなど口から摂る)による内用の効能。
 (一)一般的に健康の維持や病気の予防、そして慢性的な便秘や冷え性などの緩和・改善…「身体が細胞を修復し、新しい細胞を生み出す時間帯は夜の十時から翌朝二時まで」ということを考慮し、就寝前(の歯磨き後)に蜂蜜を小匙一杯(約七グラム)舐めるのが最適。起床後の空腹時の摂取も効果的。摂取量に気を付け、両方行えばいっそうよい。
 一般的には、ビタミン等や栄養の豊富な蜂蜜類を好みに合わせる形(蜂蜜とレモンの組み合わせなど)で習慣的に適量摂られているようである。(日本薬局方の区分「一般用医薬品」のハチミツの薬効分類の一つには「滋養強壮保健薬」があり、「栄養剤、甘味剤として、そのまま又は適宜うすめて用いる」とある)
 (二)疲労回復や安眠確保…寝る前に一匙舐めると、吸収の容易さからストレスを除去する鎮静・安眠剤や速効の疲労回復剤として作用する。単花蜜なら菜の花のナタネ蜜。
 (三)寝起きの脳の活性化や朝の活力…起床時や歯磨き後に一匙舐めたり、朝食時のパンに塗ったり、飲み物に入れたり、ヨーグルトにかけたりすると、効果的な栄養補給がなされる。(緑茶やシナモンを合わせて摂ると、血糖値調整や免疫増強などで強力なサプリメントとなる)
 【同タイトル(四)へ続く】

 

(完)

 

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