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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜はおいしい家庭常備薬(二)

渡辺碧水

 

 【同タイトル(一)から続く】
 深い関心を寄せエッセイ執筆にも励む蜂蜜愛好家の私には、矯味剤や結合剤としての役割は果たしたにしても、まだ栄養剤や皮膚・粘膜の保護剤の扱いに止まっているのには、評価が低すぎる気がしてならない。
 今日では「良薬口に甘し」は当然で、その良薬の一翼を蜂蜜そのものが担っていると認められるなら、何と素晴らしいことかとの想いと願いがある。
 そこで、「蜂蜜はおいしい薬である」ことを検証した文献があるはずだと考え、調べてみることにした。検索語「蜂蜜はおいしい薬」と打って、インターネット検索を試みたところ、やはりあった。
 最初にヒットしたのは、取材こぼれ話「はちみつは美味しいお薬です」(雑誌『KU:NEL(クウネル)』の二〇二〇年七月号に記事を書いたマガジンハウス編集部)。
 その企画記事は『美味しいお薬、はちみつと共に朝、昼、晩。』というタイトルで、エッセイストの前田京子さんから取材した時の話だった。
 記事によると、前田さんは長年、家事改善の実践的研究に打ち込む傍ら、蜂蜜の研究も重ね、日々の生活に採り入れ、「はちみつはただの甘味料にあらず、頼もしい家庭の医薬品」という体験的確信を発信し続けている精力家なのだそうだ。
 「蜂蜜には、ありとあらゆる栄養分が含まれ、傷ついた細胞、特に粘膜の修復が得意」とあり、風邪の初期症状には一匙の蜂蜜を舐めれば安心だとの例が示されていた。
 蜂蜜の舐め方にもいくつかのコツがあるとされ、効能の詳細は次の本などに書かれているとあった。
 (一)前田京子著『ひとさじのはちみつ―自然がくれた家庭医薬品の知恵―』マガジンハウス社、二〇一五年九月発行
 (二)前田京子著『はちみつ日和―花とミツバチと太陽がくれた薬―』マガジンハウス社、二〇一七年八月発行(前著の続編)
 いずれもベストセラーだそうだ。
 手始めに、詳しい内容を求めて、前田さんの著書に直接当たってみることにした。
 調査の観点は、①薬効のある症状(蜂蜜はどんな病気の症状に薬効があるか)、②蜂蜜の主な用法と種類(蜂蜜の用い方と花蜜の種類など)に絞った。
 二冊の本から具体的な要点を整理してみたので、要点を紹介したい。
 【同タイトル(三)へ続く】

 

(完)

 

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