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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

おばあちゃんから貰った蜂蜜

あんず

 

 鏡を見ると、肌はくすみ、唇がガサガサな女がいた。社会人になることをきっかけに沖縄から神奈川に出て、はじめての1人暮らし、はじめての仕事とてんてこまいの毎日。わたしは、日々仕事に追われ、食生活は荒れていた。沖縄ではツルツルだった肌や唇はガサガサとなり、くすんでいった。どうしようも無く自分が、身体の内側から乾き、ボロボロになっている。
 耐えきれずある日、おばあちゃんに、仕事や家事が辛いことを電話した。すると、なぜか純粋蜂蜜という高級な蜂蜜が送られてきた。わたしが普段使う加糖蜂蜜という砂糖で甘味がつけられているものとはまったく別物のミツバチが作った純粋で高級な蜂蜜だった。わたしは、安物でも良いのにと思いつつ、せっかく貰ったからと、純粋蜂蜜をトーストにかけて食べた。カリカリのトーストにバターと、黄金色に輝く高級蜂蜜をたっぷり。カリッ。柔らかな甘味とパンの香ばしさが混ざり合い絶妙なハーモニー。とてもおいしい。いつも使っている蜂蜜には無いまろやかで優しげな甘味が口腔内に広がった。なんだかおばあちゃんが口の中でわたしを応援してくれているような気分になるぞ。ほんの少し元気が出てきた。次に、おばあちゃんのアドバイスを受けて、唇に、寝る前に蜂蜜をたっぷりと塗りラップをして五分間待つという美容を行った。すると、カサカサで皺だらけだった唇が五分で生き返りぷるぷると水を含んだ赤ちゃんみたいな唇になった。すごっ。おばあちゃんの言うことは、ほんとうに効くんだな。おばあちゃんってすごいなあ。それからは、毎日自炊は出来なくてもトーストに蜂蜜をかけ食べて、唇には蜂蜜をパックをして寝た。
 1週間ほど経ち、仕事が休みの日。鏡を見ると前よりか幾分、肌艶が良く、唇にもうるおいがある女がいた。たかが蜂蜜。されど蜂蜜。おばあちゃんがわたしを蜂蜜で治療してくれたみたいだ。わたしの身体は外と内から潤いを与えられ元気になっていた。ありがとう。おばあちゃん。おばあちゃんのお陰でまた仕事と1人暮らし頑張れそうだよ。次は、わたしがおばあちゃんに純粋はちみつ送るね!おばあちゃんに感謝の電話をした。

 

(完)

 

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