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蜂蜜エッセイ応募作品

「第三のみつ」に取り組む高校生(一)

渡辺 碧水

 

 二〇二一年一月十六日、埼玉県の県政テレビ広報番組「いまドキッ!埼玉」の後半で、「第三のみつ―高校生の取り組み―」が「テレビ埼玉」で放映された。
 蜜蜂に果実の汁などを与えて製造する「第三のみつ」を開発する埼玉県立秩父農工科学高校の活動を特集したものである。
 放映の予告情報が事前にいくつも出されていたことから、次の二つの意図で番組の話題に組み込まれたものと判断された。
 一つは、二〇一八年度から続けられている「『第三のみつ(機能性はちみつ)』の生産性向上による地域経済活性化事業」の、埼玉県民への中間(経過)報告。
 もう一つは、その評価基準の一つ「『第三のみつ』に関するメディア等掲載件数」の件数確保のため。
 あえてもう一つ加えれば、「高校生の『農力』育成強化プロジェクト(地域特産品開発:「第三のみつ」による秩父地域の活性化)」の中間報告も兼ねている。
 放映後、内容は活字化されていないようであるが、埼玉県教育委員会の令和二年度の教育情報番組として、録画は容易に見ることができる。
 関連事業の経過と現状の実態を知るうえで、貴重な情報が伝えられ、活動の経過を見詰めている者にとって、内容の濃いものであった。
 放送内容に重みを添えたのは、長年にわたり直接に関わり、一部始終を知る二人の重要人物、つまり、齋藤俊男氏(県立秩父農工科学高校食品化学科教師)と坂本裕三氏(第三のみつ研究会代表、NPO法人秩父百年の森理事長)が番組に出演し、自らがこの活動の経過や意義を語ったことである。(括弧内は別情報による筆者補注。以降も同じ)
 筆者(渡辺)にとっては、これまでの関連話題の記述の中で、いま一つ確証が得られず、自信を持てないために曖昧な表現で伝えてきた事柄が、この番組によって、より鮮明化された。まず、この点から述べたい。
 それは「県立秩父農工科学高校(特に生徒の主体性)と第三のみつ(二〇〇九年、最初発明の「新規蜂蜜」以降の蜂蜜を含む)の関係」である。
 齋藤氏によると、きっかけは「平成十八年(二〇〇六年)にNPO法人秩父百年の森(当時は「NPO法人百年の森づくりの会」だった?)の方々が(同校に)来て、カエデの樹液から何か(秩父市の)特産品を作りたいと申し出があって」始めたそうだ。
 【同タイトル(二)へ続く】

 

(完)

 

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