ケンタロウ
豆腐に蜂蜜をかけて食べる。10年以上続けている習慣だ。食後のデザートや小腹がすいたときのおやつとして最適だと思っている。何より、低カロリーでありながらタンパク質を摂取できるところが嬉しい。味に変化が欲しいときは、酢を数滴垂らしてもよい。酸味が増してぐっと爽やかになる。
しかし、豆腐と蜂蜜の組み合わせを楽しんでいる人は、意外と少ないらしい。知人に話しても変な顔をされる。やはり豆腐との組み合わせは、醤油にネギ、生姜というイメージが強いようだ。常識にとらわれず、様 々な食材の組み合わせを試したら食の楽しさが広がると思う。
豆腐に蜂蜜を掛けるようになったのは、豆乳から豆腐を作ったことがきっかけだ。独特の旨味のある自作豆腐にぴったりの調味料を探していたとき、キッチンにある蜂蜜を見て、ひらめいた。すぐに蜂蜜を掛けて食べてみると、これまでに体験したことのない美味しさだった。
以来、様 々な食材に蜂蜜を掛けて食べるようになった。例えば、食パンには、円を描くように蜂蜜を垂らしてトースターで焼く。蜂蜜がパンに染み込んだ部分はしっとりと柔らかく、それ以外の部分はカリッと仕上がるので、適度な甘さと2種類の食感を味わえる。
最近、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増えた。運動不足を解消するため自宅で筋トレをするのだが、その後にプロテインを摂るようにしている。そのとき水で溶いた粉末のプロテインに蜂蜜を混ぜる。大豆由来のプロテインは、そのままだときな粉のような素朴な味だが、蜂蜜によってピーナツバターのような風味のペーストに変わる。このペーストをバナナのスライスに和えると、運動後の疲労回復を助けるスイーツになる。このように頻繁に使用するため、我が家の食卓には大きなボトルの国産蜂蜜が欠かせない。
50代に突入し、健康診断の数値が気になる。そんな私にとって高血圧予防効果もある蜂蜜はこれからも心強い味方だ。
(完)
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