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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

「きらきらしたもの」

白い恋人

 

 「はちみつ」と聞いてみなさんは何を感じるのでしょう。わたしは「はちみつ」と聞くと心の中できらきらしたものを感じます。この「きらきらしたもの」はときどき何かの拍子に心のなかに現れ、心を明るくさせてくれます。わたしはその正体を、「幼いころのあこがれ」だと思っています。そして、その「幼いころのあこがれ」のひとつがはちみつなのです。それでは何故わたしは、幼いころはちみつにあこがれたのでしょうか。わたしは祖父母の家の朝ごはんのはちみつトーストが一番の理由だと思います。幼いころ祖父母の家に泊まったある日の朝ごはんがはちみつトーストでした。それまでわたしは、はちみつトーストを食べたことがありませんでした。祖母がバケットにバターを塗り、はちみつをたっぷりかけていくのをわたしはじーっと見ていました。それから祖母に「焦げないように見といて」と言われトースターの前で黄金のはちみつがバターと一緒にバケットにしみていく様子をわくわくしながら見ていました。そして出来上がったカリッとしたはちみつトーストを食べたときの感動は今でも忘れられません。はちみつの優しい甘さのとりこになり、はちみつを見ると目が輝くようになりました。それから泊まりに行ったとき祖父母は必ず朝ごはんにはちみつトーストを作ってくれました。黄金の包み込んでくれるような優しい甘さの「はちみつ」というものに大きなあこがれを抱いていたのでしょう。幼いころの祖父母との思い出である「はちみつ」。他にもたくさん、たくさん温かい思い出があります。ひとつひとつの思い出を大切にしていきたいです。

 

(完)

 

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