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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂蜜との長い付き合い

ソンブラ君

 

 幼少期、ひときわ体が弱かった私は食も細く、同級生に比べ体格も大きく劣っていました。特に朝は食欲がなく、両親もそのことを深く悩んでいました。子供の私にとっても、食べなければ大きくなれないが、食べなければいけないという思いが逆にプレッシャーになって、さらに食べられないといった悪循環に陥ってしまうのでした。そんな時、母が知人から蜂蜜を勧められたそうです。元 々、子供で辛い味付けの物は苦手だった私は、甘い物には比較的抵抗がありませんでした。ただ、甘いものといってもジャムやママレードは食感がしつこく好きではありませんでした。なので、両親は私が蜂蜜を食べてくれるか興味津 々だったようです。ところが、私は蜂蜜がよほど気に入ったらしく、パンに付けるとすぐ食べるようになったそうです。蜂蜜を食べ始めた頃から少しずつ元気を取り戻し、やがて体格も他の子供に追いつき、追い越していったそうです。還暦を過ぎた今も、私は大の蜂蜜党で毎朝欠かさず食べています。蜂蜜好きが高じ、料理にもよく使用しています。最近のお気に入りは蜂蜜をたっぷり入れた甘酒です。体が芯から温まりますし、甘酒と蜂蜜とハーモニーが絶妙によいのです。日頃、健康にいいことをしようと特に意識していませんが、朝の蜂蜜で一日のスイッチが入る気がします。蜂蜜との付き合いは60年近くなりますが、人生最後の日まで食べたいと思っています。

 

(完)

 

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