峰すみ子
寝苦しい熱帯夜が明け、窓を開けると、緑のカーテンのそちこちを忙しげに飛びまわる蜜蜂が数匹。彼らの朝は早く、私がどんなに早起きしても、もうすでにゴーヤの花の蜜集めに励んでいるのだ。たくさんの黄色い花 々のどれひとつをも残さず集めているらしい。目で見つけているのか、はたまた花の香りに引き寄せられているのか、葉っぱの陰に咲いている花までしつかりと見つけるのだから、その両方なのかもしれない。ともかくこの働き者の蜜蜂たちのおかげで我が家のゴーヤは毎年沢山の実を結ぶ。わずか三メートルほどの窓際の緑のカーテンは本来の目的の他に、毎日の食卓はもちろんのこと切り干しや冷凍したりと一年中楽しませてくれるのだ。ゴーヤといえばゴーヤチャンプルが一般的であろうが私はこの他にゴーヤジュースにはまっており、ここでまた蜜蜂さんのお世話になる。微塵切りにしたゴーヤと牛乳、蜂蜜を加えてミキサーにかけるだけの超簡単でしかも絶品の健康ジュースが出来るのだ。
思えば我が家の健康ジュースには蜜蜂達の働きと恵みが不可欠であること。今回この文章を書きながら思いがけずそんなことに気がついた。
そこで改めて蜜蜂さん達に感謝したい。
蜜蜂さんいつもありがとう。そしてこれからもよろしくね。
(完)
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