えみりお
健康が私の取り柄だった。長所は何かと問われれば、風邪を引かないことだと自信を持って答えていた。
ところが、出産を経て半年程たつと、月一ペースで体調を崩すようになった。こんなに弱くなかったのに、と心身共に疲れが溜まっていた。周りに相談すると、三十代に入って子供に免疫を持っていかれたのよ、といなされた。
そんな時、フィトテラピーの資格を持つ姉からもらったのがプロポリス。咳や喉がつらいなら使ってみてと渡された。蜂蜜が体に良いことはなんとなく理解はしていたものの、今までは食すことが多かった。ヨーグルトやホットドリンク、パンケーキをぐっと美味しくする優れもの。だからプロポリスの苦味に初め驚いた。だが最も驚いたのはその効果である。のど飴やトローチをなめていても咳が出るが、プロポリスをシュッとすると不思議と咳の回数は減っていった。喉に違和感を覚えればプロポリスで先手をうつ。こうして私の健康が戻ってきた。姉に教えてもらってから、一度も体調を崩していない。自信もついたのだろう。
救世主となったプロポリスは、今でも毎日携帯し、育休から仕事復帰した私の日常のお守りのような存在である。
(完)
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