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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

蜂の恩恵

財部 愛

 

 体調を崩した際に知人に薦めて貰った事が、プロポリスとの出会いでした。それからは、喉が痛いとプロポリス。風邪のひきはじめにはプロポリス。ものもらいが出来たらプロポリス。まるで、プロポリス信者です。これは他の人にも薦めなければと思い、沢山の人にプロポリスの良さを熱く語りますが、ほとんどの人はプロポリスの辛みと香りが苦手らしく、長続きしないようです。私自身も、はじめはプロポリスの辛さと独特の香りが得意ではありませんでした。薦めてくれた知人が、飲みにくい時はヨーグルトに混ぜると良いと教えてくれたので実践すると、辛みや香りも薄まり食べやすくなりました。最初は一滴 ・二滴しか入れられませんでしたが、慣れてくると5~10滴入れても大丈夫になりました。むしろ、ヨーグルトにプロポリスの香りがないと、物足りなさを感じた位です。プロポリス入りヨーグルトとの付き合いも順調だったある時、問題が発生しました。薄 々気付いていたのですが、どうやら私の体質にはヨーグルトが合わないらしいのです。やむを得ないから、ヨーグルトを食べる事は止めよう。しかし、プロポリスは引き続き摂取したい。プロポリスに合う食べ物が他にあるのだろうか?悩んだ私は、同じ蜂の恩恵である「蜂蜜」に焦点を当てました。大きめのスプーンに蜂蜜を入れ、そこにプロポリスを投入したら、あとはこぼれない様に一気に口に入れます。プロポリスが強すぎて、苦手かな?と思っていたのですが、蜂蜜の華やかな香りと甘さのおかげで、美味しく食べられました。蜂が一生懸命集めた蜜と、巣を菌やウィルスから守る為の成分を、人間の私が頂いている。有り難い事この上有りません。それからしばらくは、蜂の恩恵のダブルパンチで食していたのですが、ある時蜂蜜を切らしてしまい、とうとう最終レベルにチャレンジする機会がやってきました。プロポリスをそのまま食べる。相当なハードルの高さです。大分プロポリスの辛さや香りに慣れたとは言っても、さすがにプロポリスをストレートで食べる事は無理だろう。蜂蜜を買うまでは食べずにいようと一度は決めものの、自分の限界を越えたい衝動に駆られ、そのまま食べる決心をしました。いつも使っているスプーンにプロポリスを数滴垂らし、こぼれない様に一気に口に入れ、飲み干しました。限界を乗り越えました。なんの違和感もなく、飲み込む事が出来ました。もう私は、プロポリスの辛さも香りも受け入れていたのです。好物になっていたのです。それ以来、蜂蜜がある時にはブレンドをして食べ、蜂蜜がない時にはプロポリスの瓶から直接口に投入して飲んでいます。私の生活に無くてはならないプロポリス。蜂に心から感謝します。

 

(完)

 

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