山本以文
私は若いころから登山に夢中でした。長年、友人たちと何度となく信州の山 々を訪ねました。
四季の移ろいを感じ、高山の爽やかな風を肌に感じ、あふれんばかりの豊かな緑と連なる稜線や岩肌の美しさを堪能してきました。夏のアルプスは、色鮮やかな高山植物が目に留まり、めずらしい野鳥などと対面することができ、それは日 々の仕事の疲れやストレスを癒してくれました。
登山の時、私は、はちみつを小型のボトルに入れ持参しました。しばしの休憩時に味わう一匙のはちみつは疲労回復に、キャンプをするとき、はちみつを加えた料理の味わい深さ、おやつのフルーツに垂らしたはちみつの風味、夜明け前の雲海を眺めながら飲むはちみつ入りの紅茶は言葉にならないほど格別でした。
友人たちと、また時には一人での山行は、今では自分を磨くためにあります。その楽しみに、はちみつが助けてくれています。
また、夏登山は、熱中症や脱水症などの危険がありますね。水分やミネラルを十分に補給する注意が必要です。私は登山の準備をする際、水やお茶と一緒に、普段から口にしているはちみつをリュックサックに詰めます。今年、私は69歳、まだまだ登山の魅力から離れることはできませんね。
(完)
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