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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

「機能性はちみつ」に改称?(三)

渡辺 碧水

 

 【同タイトル(二)から続く】
 そして、地方創生として目指す将来像を、次のように示した。
 「養蜂が盛んな地域に所在する秩父農工科学高等学校では、大学や企業と協働で『第三のみつ』を開発し、特許を取得している。『第三のみつ』は、ミツバチに果実や野菜から作った蜜源を与えることで、多くの機能性成分を含んだみつを作ることができ、秩父地域の特産物としての活用が期待されている。この『第三のみつ』を地域の特産品としてブランド化し、販路拡大、製造技術の普及を通して、地元企業 ・養蜂家 ・農家の収益力が向上し、地域産業全体が活性化する。」
 この機会を利用し、周知効果を倍増させることも考えられた。同じ事業に、もう一つの顔を持たせ、「二頭竜」にして実施する施策である。
 その追加の顔とは、「高校生の『農力』育成強化プロジェクト」と名づけられた埼玉県教育局による事業である。二〇一八年五月十八日、埼玉県のホームページ「県政ニュース」(報道発表資料)で公表された。
 「『GAP(農業生産工程管理)』の実践と認証の取得」が主なのだが、それに「地域特産品開発」(「第三のみつ」による秩父地域の活性化)の項目名で付け加えられた。
 このプロジェクトは、二〇一八(平成三十)年度から三年計画で始まった新規事業なのであるが、県教育局の「年度当初予算案における主要な施策」を見ると、「地域特産品開発」だけが五年計画で翌年の二〇一九年度から始まるかのような扱いになっている。
 このずれは、二〇一八年度に、「生産性革命に資する地方創生拠点整備交付金」による温室と食品成分分析装置の設置整備を行い、実際の活動は次年度から行う形の計画にしたためと推察される。これで連続性は保たれる。
 説明には、「地域資源を活用した地域の活性化を図るため、県立秩父農工科学高等学校では、埼玉大学等と共同で開発し、製造方法の特許を持つ『第三のみつ』について、新たな製造技術及びみつを原料とした特産品の開発にチャレンジします」とある。
 【同タイトル(四)へ続く】

 

(完)

 

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