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蜂蜜エッセイ応募作品

「機能性はちみつ」に改称?(二)

渡辺 碧水

 

 【同タイトル(一)から続く】
 早速、埼玉県は交付対象事業の一つとして、「『第三のみつ(機能性はちみつ)』の生産性向上による地域経済活性化事業」を企画し応募。ただちに二〇一八年三月九日付で同推進事務局から交付予定金額一億一千二百三十四万二千円の決定通知が届いた。(半額交付なので、県の総事業費は約二億二千五百万円だった)
 事業期間は二〇一八(平成三十)年三月三十日から二〇二三年三月末までの五年間。事業内容は、県立秩父農工科学高校に温室を整備し、年間を通じて安定的に機能性成分含有量の高い蜜源となる果実等の生産を行うこと(渡辺注:ここが成否の鍵となる?)で、地域オリジナルの付加価値の高い「第三のみつ」の製造技術を確立し、地元養蜂家等の収益力向上を図る、というもの。
 そして、施設整備等の内容として、二〇一八年度に、果実等栽培のための温室の整備、機能性成分分析システム(液体クロマトグラフ)の整備を図るとした。
 二〇一八年三月末、埼玉県が自ら主体となり行う「地域再生計画」を立てた。その内容を、埼玉県のホームページ「県政ニュース」(報道発表資料)で公表されたものによって詳しく見てみる。
 名称は「第三のみつ(機能性はちみつ)」の生産性向上による地域経済活性化計画」、対象は「埼玉県の全域」。
 計画目標の構造的な課題として、次のことを挙げた。
 「秩父農工科学高等学校が企業等と協働で特許を取得した『第三のみつ』は、製造技術の習得が困難などの理由から生産が限られており、地域の養蜂家や企業の収益は限定的である。また、生産量 ・流通量が少ないことで知名度が低く、製品の持つ高い機能性などの特性も十分認知されていない。
 そこで、秩父農工科学高等学校が持つノウハウを生かし、効率的な製造技術の開発に取り組むとともに、地元企業との連携による新たな商品開発、商品PR及び販路拡大が必要とされる。さらに、養蜂家に『第三のみつ』の製造技術を普及することで、地域の養蜂家と企業の生産性 ・収益性の向上につなげていく。」
 【同タイトル(三)へ続く】

 

(完)

 

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