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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

ハチと友情

西森リヨン

 

 私たち夫婦のお気に入りのハーブガーデン。
 併設レストランで、窓に面したカウンター席に3人並んで座り、採れたて野菜の食べ放題がついたランチタイムのカレーセットに舌鼓をうつ母、夫と私。ガラス越しに目に映る色々なハーブやピンク、オレンジ色に咲き誇る薔薇が季節を伝えていた。
 窓を眺めながら話をしていると、その風景に違和感を覚えた。目前の木にある大きなクモの巣にミツバチがひっかかって、もがいているのだった。クモはいつ食べようかと待ち構えていた。どうしよう、ハチも助けたいし、クモの餌がなくなってしまうのもかわいそう。
 ガラスで隔たっていなければ、クモの巣をはらってハチを助けられるのに。でも自然に逆らうのも気が引ける、などと3人で思案していると、別のハチがすーっとやってきて、クモの巣を揺らしに揺らした。すると、驚いたことに餌になる寸前のハチは巣から逃れることができて二匹は空中に飛び立ったのだ。
 危機をどうやって知らせたのか、仲間を助けにきたハチの友情に遭遇した感動の出来事だった。

 

(完)

 

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