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蜂蜜エッセイ応募作品

東北復興「ビー ・アンビシャス」(補)

渡辺 碧水

 

 当エッセイ欄で、同タイトルで九回にわたり、福島県立安達東高校生徒の、養蜂を利用した「第三のみつ」の商品開発について採り上げ、商品名「おにばばのなみだ」の誕生物語を紹介した。
 東日本大震災が発生した二〇一一年三月十一日から、新型コロナ第三波渦中の二〇二〇年十二月末日までの約十年間を概観したものであった。
 読み返し、資料を照合していて、修正すべき個所が見付かったので、ここに補足を加えておきたい。
 安達東高校の「農場だより」の記述で「『第三のみつ』とは『埼玉県の花園養蜂場様でおこなわれている新しいはちみつです』」とあったのを受けて、「同タイトル(六)」で、その人は「花園養蜂場長の松本文男氏である」とした部分である。
 私 ・渡辺は、もう一人、その該当者になり得る人物がいたことに気づいた。
 それは、花園養蜂場の坂本裕三氏。その理由(根拠)を以降に示す。
 前記の「新しいはちみつ」とは次の特許証に基づいたものを指している。
 特許番号は第五九八二一四〇号。発明の名称は「新規ハチミツの製造方法及び製造されたハチミツ」。
 出願日は二〇一二年三月八日。公開日は二〇一三年九月十九日。審査請求日は二〇一五年三月五日。登録日は二〇一六年八月五日。
 特許権者は、国立大学法人埼玉大学、埼玉県、特定非営利活動法人秩父百年の森、松本文男(花園養蜂場)、株式会社ヒロインターナショナルの五名。
 発明者は、藤原隆司、菅原康剛、角田敦、齋藤俊男、島崎武重郎、田島克己、坂本裕三(花園養蜂場)、石井浩恭の八名。
 括弧内の所属は私が補ったのだが、「花園養蜂場」所属者は二人いた。
 坂本氏は、二〇一〇年八月十八日発足の「特定非営利活動法人秩父百年の森」の副理事長を当初から務め、近年は理事長(第三のみつ研究会代表兼任)であったので、特許証でも、所属は同じだと、私は信じ込んでいた。
 特許証上では花園養蜂場の所属でもあったので、二〇一六年一月の安達東高校への提案は、この肩書で坂本氏から行われた可能性も十分にあると考えるのである。

 

(完)

 

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