ナオミ
マンガに『Dr.STONE』というのがあり、それにはまってしまった。石器時代みたいなところで一から文明を蘇らせる話なのだが、その中で、コーラを作る話があった。
材料はハチミツ、パクチー、ライムを皮ごとで、それを混ぜるとコーラのような飲物が出来上がるらしい。
それを知って無性に飲んでみたくなり、早速真似してみた。
ハチミツは、ガムシロップでも良いそうだが、ハチミツの方がより世界観にあっていると思い、ハチミツで作ることにした。
それらの材料をミキサーで混ぜ、濾して飲んでみたのだが、香りはコーラに近いと言えば近い感じではあった。だが味は、ライムが強かったのか、かなり酸っぱかった。作り方の載っている本には、酸味があったら甘味を足すようにとあったので、ハチミツをもっと入れてみることにした。作ったのは二人分くらいの量だがなかなか甘くならず、コーラ並みの甘さになるまでには、100cc以上は入れたと思う。
ハチミツはティースプーン一杯で、ミツバチ一匹が一生のうちに運ぶ量らしいが、ミツバチ一生分の働きでは、一匹や二匹では、コーラを作るには全然足りないことが分かった。
ティースプーン一杯くらいの量というと、0 ・5gくらいか?
それを100cc分集めようと思うと、ざっとミツバチ200匹以上の、一生分の頑張りが必要という事になる。古代だったら、ハチミツひと匙だけでもご馳走だっただろうに、これをたっぷり使って作るとか、現代人はものすごい贅沢だなあ、現代に生まれて幸せだなあと思った。
(完)
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