渡辺 碧水
【同タイトル(七)から続く】
量より質を優先して作られた『秘蜜』は、豊富な栄養成分を熱で損なうことなく得ることができる。これが美味しさの秘密だとか。
(渡辺注:蜜源に使用の林檎などの「質」が本当に確保されているのかどうか、率直に言って不安が募る。廃棄食料などの果汁等を利用しているはず? 林檎に限って、生産量の多い青森県産や長野県産を使うのはよいとしても、与える汁<糖化液>の製造工程が明確でない。潰した搾り汁のままを蜜蜂が本当に食べる?)
「秘蜜その三」は「日本の養蜂と環境問題」で、「日本における養蜂をめぐる状況は年 々厳しくなってきていて、日本に流通している国産のハチミツはたった五%。養蜂家や蜜源の減少により、国産のハチミツが手に入りづらくなってきている。『秘蜜』は、これらの問題を補いながら美味しい蜜を届けている。森林養蜂の実現を目指している『秘蜜』の取り組みは、日本の未来の養蜂スタイルになるかもしれない」と説く。
(同前:国産蜂蜜不足は確かだが、人里離れた森林の中で、林檎やバナナや人参などをいったん汁にして蜜蜂に餌として与え、蜂蜜に似たものを造らせるのが「森林養蜂」で、日本の未来の養蜂スタイル?)
また、「TAP&SAP」のホームページのプロジェクト説明には、次のような「パートナー」の記述もあった。関係分だけを抜き出して示す。
① 「第三のみつ」は、ミツバチにジュースを与える新しい養蜂のスタイル。「第三のみつ研究会」は、第三のみつを通して豊かな森づくりに貢献することを目的とし活動し、現在新たなみつの研究 ・開発を、TAP&SAPと共に行っている。(同前:同研究会は森の何を豊かにするのだろう?)
② 「花園養蜂場」は、埼玉県深谷市(旧花園町)で、一切の妥協ない最高の養蜂技術のもと、本物のはちみつ作りを行っている。第三のみつのプロジェクトの趣旨に賛同して、第三のみつの製造の技術指導を行っていただいている。(同前:「第三のみつ」は同養蜂場に製造委託しているのでは?)
【同タイトル(九)へ続く】
(完)
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