SENSEN
テレビの情報番組で、一匹の蜜蜂が一生かかって集める蜜の量が小さじいっぱいにも満たないというのがあった。それからは、やたら蜂蜜が貴重品に見えてきた。
何百匹もの蜜蜂が生涯をささげて集めた蜂蜜がスーパーマーケットで一瓶数百円という冗談みたいな値段で売られている。まぁ、安いのはありがたいけれど、パンに蜂蜜を塗るたびに「蜜蜂さんありがとう」と言いたくなる。
さらに、蜂蜜は決して腐らないという話もあった。ワインやウィスキーで何十年物というのを聞くことがある。梅酒もうまく保管すれば数十年ももたせられるらしい。では、100年前の蜂蜜も食べられるのかな?あまり試してみたいとは思わないけど。
蜂蜜の瓶には、蜂蜜は生ものだから1歳未満の子どもには与えるなと書いてある。生ものなのに腐らないメカニズムを専門家からぜひ聞いてみたい思う。でも、そもそも生ものとは何だ?手元の辞書を引くと、「放っておくと腐る新鮮な食べ物」とある。生ものなのに腐らないとは何か矛盾しているような気がする。
(完)
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