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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

「蜂蜜の魔法」

なきべそはっち

 

 人生甘くない。そう感じた時に、私は蜂蜜をなめるようにしている。これは亡くなった祖母からのおまじないなのだ。私が泣いていると、祖母はよく蜂蜜を一匙舐めさせてくれた。あの頃は、口に甘さが広がるとすぐ笑顔になれたものだ。
 大人になった私は、今日仕事でミスして上司にこっぴどく叱られた。それなのに、遠距離恋愛中の彼とはご無沙汰気味である。その上、親友が来月結婚するらしい。大人になった私の傷は、あの頃のように蜂蜜を舐めるだけでは癒されないかもしれない…
 「人生甘くない…」そう呟きながら一匙舐めてみるややっぱり美味しかった。泣きながらも、少し笑顔になれた気がした。
 あの頃の様に上手くいかない事があるけれど、その度に、私は祖母から教わった魔法を使うのだ。蜂蜜ってやっぱり魔法だね、お婆ちゃん。

 

(完)

 

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