てんてんマイ
朝ごはんに、私は毎朝トーストをいただきます。
焼きたてのトーストにバターを塗ると、溶けてじんわり染み込んで、ひとくち食べるたびにじゅわっとバターの香りが口にひろがります。
そこにジャムをのせるのもいいですね。
でも、蜂蜜をつけて食べる時は、少し違うマイルール。
トーストが焼けたら、1~2分我慢。バターをのせても溶けきらない温度にします。
バターをトーストにたっぷりのせたら、少し柔らかくなったバターの上に蜂蜜をかけます。
ここからがポイントです。
スプーンの背をトースト上でくるくる滑らせて、バターと蜂蜜をよく練り合わせます。
バターの白さに、蜂蜜の透明感が加わり、少し空気も混ざって、
なんとも言えない、艶やかな乳白色のクリームができあがり!
くるくるくる、トーストの端っこまで、一面に満遍なく塗り広げます。
見た目は、硬くないアイシングのよう。
蜂蜜とバターを混ぜただけなのに、なんだか特別なトーストになったように感じます。
小さな頃は、母が塗ってくれる蜂蜜バターが格別に美味しく感じました。
この、クリーミーで濃厚な蜂蜜バタートーストは、
蜂蜜のいい香りと、バターのまろやかさがクセになる、ちょっぴり幸せになれる朝ごはんです。
美味しいだけじゃありません。
溶けたバターの上から蜂蜜をかけたトーストは、かじっている反対側から蜂蜜が垂れてきて慌てることも。
でも、綺麗に練ったクリーム状の蜂蜜バターは、垂れる心配も少なくて、手も汚れにくく、安心して食べられます。
また、余計な器は使わないので、汚れるものはスプーンだけ。
忙しい朝にもぴったりなので、ミルクやコーヒー、紅茶と一緒にいかがでしょうか。
(完)
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