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蜂蜜エッセイ応募作品

私の蜜蜂飼育

畠山隆幸(はたけやまたかゆき)

 

 私は、蜜蜂を飼育しました。飼い始めた動機は、美味しい蜂蜜を頂きたかったからです。
 蜜蜂を飼育してからいろいろありました。頭を三か所刺され顔が、四谷怪談のお岩さんみたいに腫れ職場の同僚(特に女性に)怖がられた事もありました。分蜂して蜜蜂が桑の木に集れました。枝で突き刺された事もありました。いちばん懲りた事は、蜜蜂を月の輪ぐまに食われた事でした。蜜蜂は、月の輪ぐまの大好物の様です。箱も破壊されてしまいました。自分が熊と遭遇しないで良かったと思いました。過ぎてみれば良き思い出です。
 蜜源は、当地域ではアカシアで六月から八月にかけて絞れます。採蜜口から黄金色の蜂蜜が流れ出た時は、「おお-採れたぞ-」と声を上げました。この時は、蜂飼いにとって至福の一時です。口に入れた蜂蜜の美味しい事。言葉では表現のしようがありません。
 蜜蜂飼育者は、多く居ません。私は蜜蜂を、汽車で送ってもらいました。又、飼育道具を岐阜市まで自分で買いに生きました。信州佐久から岐阜県まで四時間程かかりました。日本に置いては、岐阜県が蜜蜂飼育の発生地の様です。
 私は、蜜蜂飼育を職場の同僚から勧められました。その方は、「蜜蜂飼育は凄く儲かるという訳にはいかないが固い商売だ」と言っていました。私は、蜜蜂飼育を生業としている訳ではないのです。趣味としてやりたいと考えていました。自然との触れ合い ・生きていると云う事が感じられるのが、蜜蜂飼育の醍醐味だと私は思っています。
 蜜蜂飼育は七年程で一旦辞めました。ですが私は、今一度飼育したいと考えています。妻の実家では、妻の弟がリンゴ栽培をしています。弟は、リンゴの受粉に蜜蜂を利用したいと考えている様です。そこで私は、蜜蜂飼育をしたいと考えているのです。

 

(完)

 

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