はちみつ家 > 蜂蜜エッセイ

ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

サイトマップ RSSフィード
〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

 

蜂蜜エッセイ応募作品

束の間の呼称「第三のはちみつ」(九)

渡辺 碧水

 

 【同タイトル(八)から続く】
 この発表は「『第三のはちみつ』の開発と普及による花と蜜のあふれる地域活性化推進事業」の中間報告の意味合いがあると判断される。
 また、あるいはと思い、蜂蜜や養蜂に関する埼玉大学関係者の論文発表を探してみたが、見つけ得たのは最初に挙げた紀要論文だけだった。地域にある国立大学だからという理由で、たまたま一時に関わりをもっただけに過ぎなかったのだろうか。
 次は、埼玉県立秩父農工科学高校の関連。総合工学振興会の研究助成事業として、二〇一〇年四月から一年間、科学技術普及助成金が同校に交付されていた。同会の文部科学大臣宛の報告文書でわかった。テーマは「バナナを利用した蜂蜜への応用と機能性について」というもの。
 後年の「第三のみつ研究会」の解説「エサの開発『第三のはちみつ』新規蜂蜜実証試験」の中で、二〇一一年度には「じゃがいもの糖化実験」が、二〇一二年度には「カボチャやジャガイモデンプンからの糖化」実験が、廃棄食料を利用して行われた、とあった。
 そして、名実ともに主役の「NPO法人秩父百年の森」の活動はどうだったか。
 以前の「NPO法人百年の森づくりの会」は、二〇一〇年六月十六日(正式承認八月十八日)に「NPO法人秩父百年の森」と改組(?)されていた。同年六月から会報『秩父百年の森通信』が発行され、研究会の動向はこれによっても知ることができる。
 同年六月二十日発行の第一号では、トピックスとして、同年六月七日、埼玉大学地域オープンイノベーションセンター産学官協議会の定期総会が開催され、「第三のはちみつ」パネル展示が行われた様子の記事と、「『第三のはちみつ』研究会設立趣意書」の全文が掲載されていた。
 二〇一一年七月十日発行の第二号では、理事長の島崎武重郎氏が挨拶文の中で、前年度に秩父市の「『第三のはちみつ』…地域活性化推進事業」に全面的な支援活動を行ったこと、行政や大学、林業、養蜂業に携わる方 々と連携することができたことについて少し述べただけだった。
 【同タイトル(十)へ続く】

 

(完)

 

蜂蜜エッセイ一覧 =>

 

蜂蜜エッセイ

応募要項 =>

 

ニホンミツバチの蜂蜜

はちみつ家メニュー

鈴木養蜂場 はちみつ家/通販・販売サイト

Copyright (C) 2011-2024 Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.