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蜂蜜エッセイ応募作品

束の間の呼称「第三のはちみつ」(二)

渡辺 碧水

 

 【同タイトル(一)から続く】
 同会のページと思われるものがネット検索ですぐ見つかった。だが、この会の発足年月日や活動経緯、会則、拠点場所など、知りたいと思う肝心の事項は明示されていない。
 「第三のみつ」の研究会らしく、「第三」としゃれて、秘密にしているのだろうか。
 時間をかけて調べてみた。だが、どうもよくわからない。
 あきらめようと思った時、ひらめいた。「第三の蜂蜜」つまり「新しい蜂蜜」と言いたいのに、そう呼べない事情があって「第三のみつ」としているのではなかろうか、と。
 出発点に戻って、文字どおりの「新しい蜂蜜」や「新規蜂蜜」「第三の蜂蜜研究会」などと、漢字、平仮名、片仮名の表記で、検索語を変えて探してみた。
 その結果、時系列的に旧称に相当するであろう「新規蜂蜜」や「第三のはちみつ研究会」の語句を含む見出しや内容の記事がいくつか見つかった。
 この過程で、やはり「第三のみつ」は「第三のはちみつ」を、「第三のみつ研究会」は「『第三のはちみつ』研究会」を引き継ぐものだろうとの確信を深めた。
 名称変更の謎解きに挑戦してみた。まず「第三のはちみつ」から。この名称は、「新規蜂蜜」の開発過程で、仮の説明に使われたことに始まる。
 話はさかのぼるが、「新規蜂蜜」を手掛かりに検索をしていて見つけた。
 「秩父産カエデメープルシロップを用いた新規蜂蜜の開発」という論文が、二〇〇九年六月刊行の『埼玉大学地域オープンイノベーションセンター紀要』第一号に収録されていた。執筆者四名の氏名(所属)を次に示す。
 菅原康剛(埼玉大学大学院理工学研究科)、齋藤俊男(埼玉県立秩父農工科学高等学校食品化学科)、島崎武重郎(NPO法人百年の森づくりの会)、田島克己(埼玉大学大学院理工学研究科、NPO法人百年の森づくりの会)。
 論文の概要は次のとおりである。
 埼玉県内の秩父の国有林に自生しているカエデ類から二〇〇八年二月九日~三月十六日、五回にわたって総量百リットルの樹液を採取した。
 【同タイトル(三)へ続く】

 

(完)

 

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