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蜂蜜エッセイ応募作品

はちみつ紅茶のある朝

大新小学校のおおたこ

 

 小学生の頃、漢字ぐんぐんという朝活動があった。校長先生が選んだ漢字を前日に練習し、次の日の朝に自分でその漢字を使った例文を作り、テストするというものだった。漢字ぐんぐんから解放されて暫く経つが、相当嫌だったからか漢字ぐんぐんと聞くと今でもはぁ…とため息をつきたくなってしまう。私は昔から朝に弱く、起きるのも一苦労、朝食は喉を通らずなので頭も回らず、いつも返却された漢字ぐんぐんには「頑張りましょう」の文字が。毎月一度、各教室に激励にくる校長先生にも直 々に頑張ってねと言わてしまったこともある。せめて夕方に実施してくれたら…漢字は得意なのに…と悔しい思いをしていた。そんな時、祖母の友人から手土産に大きなボトルに入った蜂蜜を頂いた。祖母と母は大喜びしていたが、私はこんなにたくさん、一体何に使うのだろうと不思議に思っていた。次の日の朝、清 々しいとは言い難い、目覚めの悪いままリビングへ行くと、私の席にもティーカップが置かれていた。私は紅茶の口に残る渋も苦手なお子ちゃまで、要らないと祖母に告げたが、その日は祖母も譲らず、騙されたと思って一回飲んでみなさいと言われ、渋 々出された紅茶を飲んだ。するとどうだろう。普段の紅茶よりも、ほんのりまろやか。のどに暖かくじんわりと甘さが広がり、苦手な渋みも感じず、なにより頭から嫌な重さがスーッと引いた。身体の芯まで温まり、登校の寒い故郷の冬の朝でもへっちゃらだった。その日の漢字ぐんぐんはまずまずというところで、その日から毎日、朝にはちみつ紅茶を飲むのが私の習慣になった。あの大きくて使いきれないと思っていた蜂蜜のボトルも、あっという間になくなってしまった。そしてある日、ミラクルなことに漢字ぐんぐんに「紅茶」と「健康」の漢字が出題されたのだ!私は自分の新しいはちみつ紅茶の習慣が自分を健康に導いてくれたと書いた。その日が私が初めてはなまるを貰った日だった。

 

(完)

 

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