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蜂蜜エッセイ応募作品

闘病のお供はやさしさあふれるマヌカハニー

寺田 直子

 

 これまでの人生、仕事もプライベートも突っ走ってきた。しんどい時もあったが、充実した、楽しい時間。ずっとこのままいくのだろうと思っていた…。
 それがなんと突然、体調を崩して、入院、治療、そしてその後の自宅安静…四五歳の春だった。頑張りすぎたのか、神様からの休めとのお告げか。いやいや病気は選べない。きっと運命。どうして…と考えることは不毛。そう前を向くしかない。でも…、と毎日気持ちを落ち着けることに精一杯。そんな日 々が続いた。
 そんな時、突然マヌカハニーが自宅に届いた。新人のころの私を知っていて、今でもいつも心配をしてくれている職場の元上司からの贈り物だった。メッセージには「スプーン1杯ずつ毎日ね。だまされたと思って食べてみて。よくなることを祈ってる。」そう書かれていた。
 マヌカハニー?全く無知の私は早速、調べてみた。なるほど抗炎症作用、抗菌作用…などなど、効きそうな感じがする。すぐに開封、見てみるとイメージしていたものより、深いブラウン。はちみつよりも濃厚な独特の香り。職業柄、用法容量をしっかり守ってスプーン1杯をすくう。結構重い。すぐに口に運ぶ勇気がなくて、そのままハーブティのカップに沈めた。じわーと溶けていく。スプーンに少しだけ残ったそれをちょっとなめてみる。う~ん、おいしい!すごく濃いはちみつ?いや、ちょっと違う。でも、これ好きかも。マヌカハニー入りのハーブティは、何とも上品で、気持ちを落ち着けてくれた。だまされたどころではなく、自ら毎日の継続を心に誓った。
 現在も毎朝マヌカタイムを実践中。ハーブティに入れていただくのが基本。(スプーンに溶けきらずに残ったマヌカハニーをなめることももちろんセット。)ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキにつけたり、楽しんでいる。
 まだまだ病気との闘いは続きそうな感じではあるが、やさしさあふれる、応援の熱い思いのつまったマヌカハニーとともに、前を向いて頑張っていきたい。

 

(完)

 

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