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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

知ってしまった。蜂蜜は、大人の楽しみ。

大人のひよっこ

 

 今、次男は高校生である。寝起きに喋りかけるとめんどくさそうである。彼は、小さい頃から蜂蜜が大好きだ。ホットケーキにつけるのは、メープルシロップではなく必ず蜂蜜だ。パンにもたっぷりつけて食べる。
 でも我が家にとって蜂蜜は、とっても高級品で毎回買う訳ではない。次男から「蜂蜜食いたいな。」と発注されると母はいそいそ近くのスーパーへ買いに行く。国産か外国産かイヤやっぱり高くても国産かと、清水の舞台から飛び降りる覚悟がいるのでめちゃくちゃ時間がかかる。
 そんなある日、我が家にカタログギフトから好きな物を選べるチャンスがやってきた。思春期の息子の機嫌を取るため「お母さん蜂蜜頼んだったよ。楽しみにしてな」と恩着せがましく言った。
 待っていた蜂蜜が届いた日、次男はたっぷりパンにつけて一口「なんかいつもと味が違う。」そんなはずはないと私も一口。気にならないけど若干味が違うかなくらいだ。後で起きてきた長男も「なんか違う味だな。」ラベルを見てみると「トチ」と書いてある。初めて聞く名前だ。いつもスーパーで買う蜂蜜はアカシアか、レンゲかあまり深く考えたことはない。選ぶときには、できれば国産がいいなあ。でも高いなーぐらいしか考えてなかった。人生約五〇年近く生きてきて花によって蜂蜜は色も味もぜんぜん違うと気づきました。「トチ」が美味しくなかった訳でなく食べなれてなかっただけ。蜂蜜の味に目覚めた母はいろいろ調べて他にも種類が沢山あるんだと改めてミツバチに感謝。人生一〇〇年時代。あと半分の五〇年いろんな味を食べる楽しみがありますね。ちょっと高級品、大人の楽しみだもん。息子に内緒で取り寄せてみようと。

 

(完)

 

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