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蜂蜜エッセイ応募作品

蜜蜂のおくりもの

大塚 こずえ

 

 ある朝のこと。みぞおちの激しい痛みで目が覚めた。前夜に飲みすぎたせいで、胃が痙攣しているのかな、と思った。しかしやがて背中まで痛くなってきて、会社を休んで、死にそうな思いで病院へ向かった。
 診断は急性胆嚢炎。原因は、悪い生活習慣とストレス。お酒の飲みすぎ、脂っこいものの食べすぎ、甘いものの摂りすぎ。加えて、職場での人間関係のストレス、アラフォーなのに結婚できない悩み……。悪い生活習慣で胆石ができ、胆汁の流れをせきとめ、そこへ精神的ストレスが重なって、腸から大腸菌が逆流し、炎症を起こしたのだそうだ。
 お粥と野菜だけの生活が始まった。もう、お酒も揚げ物もお菓子もだめ。そんな食事だと力が入らない。でも仕事はそうは休めない。痩せることだけを生きがいに毎日をすごした。
 しかし。なんと、体重がいっきに三キロも増えてしまったのだ。お粥は炭水化物とはいえ、水分が大半で、摂取したお米の量は減っているはずなのに。病気になって良いことなんて、痩せることぐらいなのに。
 どうしてなのかと、八つ当たり気味に医者にくってかかると、「あなたの体が、弱っていることを意識して、少しのカロリーでも逃すまいと必死になっているのでしょう」と、のんびりした答えが返ってきた。
 そこで医者が薦めてきたのは、なんと蜂蜜ドリンクをプラスすることだった。さらに甘いものなんかとったら、もっと太ってしまうのでは?と、私は不安になった。しかし不思議なことに、蜂蜜ドリンクを飲み始めてから、すぐに余分に増えた三キロが落ちた。
 コップに大匙一杯の蜂蜜を入れ、お湯で溶くだけ。これが、ものすごく美味しい。体重はさらに減っていき、健康的な食生活に見合った形で、月に二キロほどの割合で減っていった。そして医者から胆嚢炎の完治の報告を受けるまでに、私は理想の体重を手に入れていた。ありがとう、蜂蜜!

 

(完)

 

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