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蜂蜜エッセイ応募作品

ハチのめぐみ

青山 遊

 

 わたしは、小さいころは、ハチがあまり好きではありませんでした。でも、最近、ハチと少し仲よくなれたのです。
 わたしが小学2年生の時の春、わたしの家の庭に、ハチがいっぱいいるのを見つけました。
 「ブーンブンブンブーン」
 わたしの顔のあたりをとんで、いやな音が耳に入ってその時は最悪でした。その場からわたしはゆっくりはなれ、他の場所へ歩いて行きました。色とりどりの花が、きれいにならんで、すてきな光景でした。すると、花の上にいるハチをまた見つけました。悪さをしなさそうな小さなハチなので、よく見てみました。ハチは、花粉の上で何かやっています。口のあたりを動かして、仕事をしているようでした。しばらくすると、どこかへ飛んでいってしまいました。
 「もしかして、あれがハチミツ?」
 わたしは、考えてみました。おじいちゃんに聞くと、その花粉を持ち帰って、巣にためるという事がわかりました。わたしは、人間が、ハチがためたミツを取っていると知ってハチがかわいそうになりました。わたしは、ハチミツが好きだけど、ハチの事を知って、大事に食べようと思いました。
 『エーデルワイス』という歌を、ハチ風にアレンジしてみたりもしました。
 「ハチはさすからイヤ!」「あんなのさすだけじゃん」とハチをきらっている人は、いると思います。わたしも前までその人達の中の一人でした。でも、ハチの仕事のことやハチミツのことなどを知れば、ハチのことを好きになる人はたくさんいると思います。今も、わたしは、ハチミツをおいしく味わっています。

 

(完)

 

(娘が原稿用紙に書いたものを、母が、代わりにpcに打ち込みました)

 

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