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ミツバチと共に90年――

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蜂蜜エッセイ応募作品

ハチミツと息子の蜜月

まるはなさん

 

 我が家の録画機器には、「蜂」に関する番組がパンパンに入っていて、もう録画の空きがなくなっても消せなくて、困っていた。
 蜜蜂、スズメバチ、とにかく蜂の番組は長いこと撮りためていて、それを見るのは現在小学一年生の息子。
 3歳くらいから、蜂が気になって仕方ないようで食い入るように画面を見つめていた。
 だが、蜂に詳しい少年になったわけではなくひたすら番組を見ているだけで、実際に大きい蜂が飛んで来たら静かに逃げる。怖いからだ。
 怖いくせになぜ蜂が好きなのか聞いても「わからない」と言うだけ。親としても不思議な気持ちでいた。
 それでも、親子で花壇や、畑で蜜蜂をみかけるとそっと見守った。
 蜜蜂の番組では、蜜蜂たちの働く様子、そしてハチミツがどうやって作られるかが丁寧に解説されていたので、息子はそれを見て蜜蜂がとても頑張り屋さんで、ハチミツはどうやらとてもおいしいものらしいと理解していた。
 やがて、そろそろ ・ ・ ・と思い、トーストにバターとハチミツを塗って食べさせたら
 「!!」目をまるくして「これが蜜蜂のあじ!」とびっくりしていました。
 いやいやハチミツの味だけど ・ ・ ・と思ったけれど、その驚く様子がとてもかわいく、それからはハチミツをホットミルクに入れたり ・ ・ ・とハチミツライフが始まった。
 そういえば、家族で旅行へ行った時、ホテルのバイキング会場で息子は固まったまま動かなくなってしまった。
 どうしたんだろう?と息子のそばにいくと、なんとガラス張りのケースの中に断面がよく見えるハチの巣がはいっており、そこからとろーりとろりとハチミツがしたたり落ち、そのハチミツをパンなどに塗って食べられるという粋なサービスをやっていたのだ!
 かねてからハニカム構造とハチミツに心を奪われていた息子はその前からうごかなくなってしまった。
 夢中になっている息子を見て、いつまでもこのキラキラした横顔を見つめていたいと思った。

 

(完)

 

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